■メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)とは
 老若男女といった差異や個人のそれぞれの感じ方の如何を問わずに誰もが安心して利用することのできる施設や製品の設計(デザイン)を目指す「ユニバーサルデザイン(UD)」の思想に基づき、文字と色を専門に取り扱う印刷業界として、例えば、カレンダーや地図・案内板、また、ホームページなどにおいて、「文字の使い方」や「色の使い方」に配慮や工夫を加えることにより、見やすい印刷物を中心とする様々なメディアを提供し、より良い社会環境づくりに貢献することを目的とする考え方です。
全日本印刷工業組合連合会ホームページより引用)


■弊社のMUDコンペ受賞作品紹介
埼玉県印刷工業組合主催
第2回 メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)コンペティション
さいたま市長賞受賞

「郷土大使ヤサイタマン」

▲クリックすると大きくなります
【工夫点】
 色覚に異常のある方には、本来の色味とは大きく変化してしまう緑色の野菜が主役のチラシですが、キャラクター化することで誰もが楽しく見られるようにしました。
 料理の一例はイラストでイメージしやすくしました。

埼玉県印刷工業組合主催
第2回 メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)コンペティション
埼玉県印刷工業組合 理事長賞受賞

「つくってみよう!めぐってみよう! とびだす埼玉県 」

▲クリックすると組み立て前の状態が見られます
【工夫点】
 埼玉県を視覚的に楽しく紹介できるように、飛び出す絵本にして紹介しました。
 自分で組み立てる必要がありますが、切り取り線を正面の絵柄とは反対側に印刷することで上手に切り取れなくても見栄えを損なうことはありません。小さなお子さんや工作に自信がない人も楽しく作ることができます。

埼玉県印刷工業組合主催
第1回 メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)コンペティション
さいたま市長賞受賞

「さいたま市 花ごよみ」

▲クリックすると大きくなります
【工夫点】
 日本語は読みやすい工夫がされたUDフォントを使用(主にモリサワフォント UD新ゴNT Pro)し、各所の解説には他に英語・中国語・韓国語を併記しました。
 色覚に異常のある方でも可能な限りカラフルに見えるような配色を心がけ、花のイラストと地図中の文字には白フチをつけることで、背景や他パーツと区別できるようにしました。

全日本印刷工業組合連合会主催
2007 第1回 メディアユニバーサルデザインコンペティション
特別賞受賞

「さいたま市 まるごと体験マップ」

▲クリックすると大きくなります
【工夫点】
 地図上で多くの色が使えるよう、背景に色を付け地図を白くしました。さらに、色が見えにくい方が見ても明るく楽しい感じが伝わるように、色差が出にくい黄や青系をメインに配色しました。
 各所のマークについても識別しやすい配色にするとともに、簡略化されたアイコンにすることで視認性を高めています。